電報といえば、お祝いの気持ちを伝えるアイテムだというイメージがありますが、お祝いの席以外でも用いられています。ここでは、電報の種類とシーンに合わせたマナーをご紹介します。
祝電とは?
結婚式で用いられている電報は、お祝いの席に合わせて「祝電」と呼ばれています。
祝電は、結婚式や新築祝い、昇進祝いといった、文字通り祝福の気持ちを使えるために送られる電報です。
台紙やギフトには、華やかで形に残る物を選ぶと良いでしょう。
ただし、お祝いの席には向かないものもあります。例えば、結婚式に送るメッセージに「切る」や「終わる」、「返る」や「消える」といった離縁を連想させる言葉は、使用してはいけません。
また、「包丁」や「ハンカチ」といった離縁や別れを連想させるギフトもNGです。
台紙やギフトを選ぶ際には、シーンに合わせて最適なものを選びましょう。
弔電とは?
葬儀や告別式で用いられている電報は、弔事に用いられることから「弔電」と呼ばれています。
弔電を送る際には、「度々」や「再び」といった不幸の繰り返しを連想させる重ね言葉や、「死去」や「四」といった忌み言葉の使用は避けましょう。
また、お相手の宗教に合わせる必要があります。キリスト教式の葬儀なら、「成仏」や「浄土」といった言葉は不適切だと捉えられるので、宗教用語の使用にも注意してください。